地域調査(館山市 稲村城編)

本日、館山市の九重地区にある稲村城の現地調査をしてきました。

この稲村城は、国の史跡に指定された城跡です。

簡単に稲村城の説明を・・・
稲村城は、室町時代の十五世紀後半から天文三(1534)年に里見家の内紛によって
里見義豊が滅ぼされるまでの前期里見氏の居城でした。
ここは、安房国の府中を押さえる位置にあり里見氏による安房支配のための拠点で
したが、内紛を収めた里見義堯が、本城を滝田・宮本方面へ移動すると使用されなく
なりました。そのため、戦国前期の城の姿がいまも残されいます。
城の中心部は、東西五百メートル、南北五百メートルの丘陵で、山頂には広い主郭
や土塁、三か所の堀切などがあります。北側と西側は急斜面の要害で、東側と南側
には複雑に腰曲輪を重ねるなど、数多くの遺構が残されています。
また、北の滝川は外堀の役割をもち、東・西・南を廻る丘陵は外郭の役割をはたして、
東西約2㎞、南北約1.5㎞にわたる大規模な範囲の城で、安房国の統治を主眼に
した所堅固の城と考えられています。(里見氏稲村城跡を保存する会の解説板から)

ちょっとどころの解説ではなくなってしましましたが、調査の様子を・・・

コース選定も終わり、あとはマップ作成します。今後、ここのツアーもモデルコースと
してアップしていきますので、みなさん参加して下さい。

次回の調査は、同じく国の史跡になった、南房総市の岡本城です。報告をお楽しみに。

やわたんまち

9月15日・16日と安房最大のお祭りが開催されました。
この「安房やわたんまち」は、千葉県無形民俗文化財にしていされています。
3市町にわたる13の神社が寄り合って、一つの祭りを行うという、安房地方
を代表する「寄合祭り」です。

今年は、1日目は、午前中雨に降られてしまい、2日目は、夜雨に降られて
しまいました。結構、雨に降られると若い衆は、もりあがるようです。
山車やお舟は、彫刻や人形、幕を雨から守る為にシートを被せて引き回しを
行います。お神輿の場合も、シートを被せる地区と被せない地区があるよう
です。祭り通の人から言わせると、お神輿にシートを被せるのは「邪道だ!」
といいます。

写真は、2日目の晴れている時に撮ったものです。

八幡神社に山車が入ってきました。(三軒町)

参道を山車が通ります。(六軒町)

 

山車・お舟が八幡神社に入り、その後、駅えに向かい引き回しが行われます。
その後、お神輿8基が地元へ向けて、境内で、「もみ・さし」を行い岐路へ向かいます。

さしをしています。(安房神社)

境内でもんでます。(安房神社)

 
南房総最大のまつりが終わると、館山市では「里見まつり」という観光祭りが開催
されます。10月13日・14日の二日間にわたり、館山駅周辺で行われます。
1日目には、23台の山車・神輿・お舟が集結します。
是非、お越しください。

槙の生垣

今日は、館山市の鶴谷八幡宮八幡神社の周辺を散策してきました。
この周辺には、槙の木を使った生垣がたくさんあります。
槙は千葉県の木でもあり、この槙の生垣は南房総ならではの景色です。
槙の生垣は、房総特有の西風から家を守り、隣の家の火事などからも家を守る
役割があります。

この八幡神社周辺の槙の生垣は、この時期、素晴らしい景色を見させてくれます。
それは、南房総最大のまつりが行われるからです。まつり前になると、どこの家も
垣根を刈込、まつりの準備をします。この時期の植木屋さんは、大忙しです。
生垣が大きいところで、約6メートルもあるんです。

小道に入ると槙の生垣が迷路のように・・・

この時期に、槙の生垣を見に行ってみては、いかがですか?

9月15日・16日は南房総最大の「安房国司祭やわたんまち」です。
安房神社をはじめとする近隣の神社から11基の神輿と5台の山車やお舟が
集結します。前日でもあって、神社も出店も準備していました。

左が八幡神社、右が安房神社の御仮屋です。真ん中が、その他の神社ものです。
やはり、安房神社だけ格が違います。
各地区の神輿は、15日に各地区から八幡神社に集結し、一晩ここに納めておき、
16日には、各地の神社にもどります。昔は、各地区の神社から担いで来ていま
したが、近年では、途中まで車に乗ってきます。いろいろな交通事情がありますからね。

15日・16日と、この参道は、人とお店でにぎわいます。
是非、見にきて下さい。
まつりの報告は、また後日・・・・(報告できないかもしれません(笑))

イラスト なかやワールド

平成24年9月7日~10月14日まで、イオンタウン館山で、
イラストなかやワールドの展示会が行われています。
本倶楽部の代表でもある中屋が、みずから調査し描きためた
イラストを展示してあります。

伝えたい「安房の伝統と遺跡」とだいして戦争遺跡や里見まつり参加地区の
山車・神輿・お舟や、富浦地区の山車等のイラストを展示しています。

是非、この機会イオンタウン館山に足を運んで見て下さい。
場所は、クロックハウス横になります。

巡視船「やしま」着岸

9月4日に館山夕日桟橋に海上保安庁の巡視船「やしま」が着岸しました。

巡視船が初めて夕日桟橋に着岸したので、見学の人がちらほら。。

全長 130メートル 最大幅 15.5メートル 深さ 8.8メートル 総トン数 5,300トン
ヘリコプターが2基搭載できる巡視船です。

映画「海猿」が公開中なので、若い女の人も見学してました。

館山湾には、海上自衛隊の護衛艦が停泊していました。

夕方には、隊員さん達が小型船に乗り上陸していました。どこへいくのやら・・・

農家さんへ行ってきました

雨が降ったので、蒸し暑いのですが、今日は、農業体験で一緒に
やっています、「農業で豊房を元気にする会」へお邪魔しました。

稲狩りもだいぶ終わって、いちじくの出荷といちごの準備をしていました。

8月下旬から11月の初旬まで出荷されるいちじくです。
(収穫体験できます。農業体験ページをご覧ください)

今日は、たまたま千葉県と館山市の農水産課の方が、放射能検査とやらで、
いちじくを持って行きました。今まで、館山では、放射能は問題ないので
すが、決まりなので検査に回します。

いちごハウスです。

うねの準備が終わり、もう少しでランナー(苗)を植えます。
植えるのにも向きがあるので、向きを合わせて植えるのが素人では大変です。
でも、この作業があるから美味しいイチゴが食べられるのですね。


いちごの苗です。これを植えるように準備します。大変な作業です。

1月からいちご狩りができます。

いつもお世話になっている、農業で豊房を元気にする会の代表さんが、
新しい、ハウスを作っていました。

農家さんは、大変です。暑い中、雨が降ろうが雪が降ろうが、やることが
たくさんあります。野菜の成長は待ってくれませんからね。

そんな、農業体験をみなさんもやってみてはいかがでしょうか?
お待ちしております。

地域調査(南房総市丸山地区編)

本日は、南房総市丸山地区にある日運寺に行って来ました。

日運寺は、日蓮上人が鎌倉から小湊に帰る途中、この堂に止宿、当時の堂主、
行然法印を説得し、日蓮宗に改宗したお寺です。紫陽花で有名です。
本来ながら紫陽花の時期に行くのがいいのでしょうが・・・
天気も良かったので、ちょこっと行ってきました。

日運寺入口

両脇には、紫陽花が植えてあります。

仁王門 享保11年(1726)建立

仁王様は迫力があります。

樹齢600年の榧の木

強風により倒れた為、昭和50年根本の保護工事を行いました。

御杖井戸

日蓮上人が止宿のおり、この土地の井戸水が飲料水に適していなく、
村人が非常に困窮していると聞き、日蓮上人が自ら祈願し、杖をこの地
に立てると、清水がコンコンと湧き出たと伝えが残る井戸です。
そんな、日運寺に行ってきました。次回は、紫陽花の時期に訪れたいと
思います。

地域調査(館山市神余編)

本日もお天気が良く、館山市の神余地区に調査に行ってきました。

神余地区は、館山市内から白浜に向かう途中の山に囲まれた地区です。
今は、稲が黄金色に輝き、そろそろ収穫の時期になります。
早い場所では、稲刈りを終え、昔ながらの天日干しをしている所も。

黄金色に輝く稲穂

収穫まじかの田園

天日干し中

山の方に上がっていくと、海が見えます。今日は、三浦半島が
きれいに見えてました。

三浦半島が見える~

地域調査(南房総・千倉編)

南房総市千倉へ地域調査に行って来ました。

まずは、小松寺。紅葉のきれいな場所です。シーズンになるとライトアップとかしちゃいますよ。
ゆっくり参拝されたい方は、シーズを外して来て下さい。
夏の炎天下でも、もみじの葉の木陰は涼しく過ごしやすいです。

小松寺 本堂

もみじの木陰です

次に、日本で唯一の料理の神様 高家神社(たかべじんじゃ)へ。

料理の神様 高家神社

 

次に、円蔵院へ。このお寺さんは、あじさい寺としても知られています。
なんだか、このお寺さんは、説明はできませんが、「すごい!!」と感じた場所です。

                  円蔵院 本堂

最後に行ったのが、青龍山・能蔵院です。

ここのお寺は、表現が難しいですが、「すぅ~」っとした気持ちになります。
東国花の寺百ケ寺にも入っているお寺さんです。もう少しで時期も終わりという事
でしたが、大賀蓮が咲いていました。
また、ご住職や奥様がとてもいいお方で、「お寺さんっていいなって」という気持ちに
させてくれます。お寺さんで、写経や写仏、ヨガなどが、定期的に行われています。

能蔵院 本堂

本堂からの景色

大賀蓮

お寺巡りは、心が洗われる気がします。普段の行いは、悪くないのですが・・・・

※寺院や神社は地域の信仰の場です。見学に際しては、その点十分にご留意下さい。