さくらを見るなら・・・(館山編)

本当は、もっと早くお知らせしなくちゃいけなかったのですが・・・
写真を撮りに行く時間がなくて・・・・今になってしまいました。
「もう終わりじゃんか!!」という声が聞こえてきそうですが、来年の為に
参考にして下さい。

まずは、城山公園です。こちらは、四季折々の花を楽しめる場所です。
水仙・つばき・うめ・さくら・つつじ・あじさい等々・・・・
今は、ソメイヨシノが咲き乱れていますが、ちょっと前までは、大島桜
その前は、河津桜など。このさくらは数はそんなに多くないですが、
きれいな花を見せてくれます。

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芝生広場からの景色

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さくらのトンネル

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博物館本館へ続く道とちょっと上からの芝生広場の景色

頂上の天守閣付近にも沢山の桜があります。
ちょっと夜桜を見学しに行ってもみましたが、スマートフォンのカメラなので、
画像はイマイチですが、紹介します。
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ライトアップされているので、幻想的な雰囲気で素敵です。夜桜見学もいいものです。
暗い場所とか足元の悪い場所もあるので、懐中電灯は持って行って下さい。

次にご紹介するのが、城山から少し行った所の妙音院です。
戦前まで桜の寺と知らていて、民謡「館山小唄」でも(春は妙音院、花どころ・・)
と唄われていました。
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参道から山門へ

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参道の所にお地蔵様・安房高野山八十八ヶ所霊場の入口

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昨年12月に落慶法要が行われて本堂・駐車場入り口の桜
安房高野山八十八ヶ所霊場の場所にも、大島桜が咲いています。心を癒すお花見は
ここがおすすめです。

次は、独断と偏見でご紹介します。汐入川の桜です。川沿いに桜が植えてあり、なかなか
いい感じです。昔は、桜の時期には提灯が付き、夜桜見学の人でにぎわったらしいのです。
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三福寺橋からみた風景。(ここから見る桜がお気に入りです)

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道路側の景気

汐入川には、多くの水鳥が集まってきます。川の中には、大きな鯉が・・・
(残念な事は、土手にゴミとか沢山落ちているんです・・・情けない)

最後は、前回のガイドの独り言に出てきました安房神社。
安房神社は、城山公園より少し遅く開花します。
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この週末にお出かけしてみてはいかがでしょうか?
3月30日(土)10:00~15:00、城山公園で「里見桜まつり」が開催されます。
館山の農水産物や特産品の販売をします。新鮮な農水産物を買に来て下さい。
米すくいもやっています。
30日は城山に行くしかないでしょう!!

3月月イチツアー(安房神社・布良「神話の里」を歩こう)

3月24日(日)に3月月イチツアーをを開催しました。
今回のツアーは、【安房神社・布良「神話の里」を歩こう!】という事で、
安房神社駐車場から出発して
忌部塚-安房神社-相浜神社-蓮寿院-弁天様-楫取神社跡-駒ヶ崎神社-
阿由戸浜-男神山-布良崎神社-本郷墓地-安房神社というコースでした。
(少しコース内容は、カットしてあります)

天候にも恵まれて、一安心。ちょうど桜の開花が早まったので、安房神社は
桜が満開ではなかったのですが、見頃でした。
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少しコースの内容のご紹介をします。
忌部塚は、昭和7年に井戸を掘ろうとして見つかった洞窟遺跡から出土した人骨を
埋葬した場所に塚を建てました。その人骨は弥生時代の物と言われています。
なので、安房の開拓をした忌部氏に仮託され「忌部塚」として祀られています。
ひっそりとした場所に祀られているので、地元の人も知らないかったようです。
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安房神社は、安房一宮。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社です。
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ここで少し神様のお話しをしました。なんと言っても神様は沢山おられ、なかなか
覚える事が出来ないのです。あっ!ガイドなのに覚えられない・・・ちゃんとわかる
ガイドもいるので、安心して下さい。
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相浜神社は、前日(3月23日)にお祭があったので、片づけが行われていました。
ラッキーな事にいつもは閉まっている中を見る事ができました。
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相浜神社の山車は、船なのです。「御船」と呼ばれ、漁師町ならではじゃないかな?と・・
昨日は、解体されてました・・・
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歩いている途中に、ちょっと可愛らしいお地蔵さんが・・・
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近所にいた、おばあちゃんに聞いてみまいたが、なぜか?は解らなかったですが、
こんな発見&ふれあいも出来るのです。

弁天様に行ってみると、見晴のいい場所が・・・
平砂浦海岸や港が見え、天気が良ければ、富士山や大島が見えるらしいのです。
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布良の港にある検潮所。ここで、潮を見張ってるのです。
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駒ヶ崎神社は、天富命がこの地に入った際に、駒ヶ崎神社と名付けたそうです。
本殿には、厳島神社と大海祗神を祀っています。
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布良崎神社は、祭神は天富命にして後に、須佐之男尊と金山彦尊を合祀した神社。
天候状況がいい場合に、本殿を背にして、1・2の鳥居が重なる位置に立つと、鳥居の
間に富士山が見えるという神社でもあります。
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少し写真と共にご紹介いたしましたが、まだまだ相浜・布良の地には、歴史的な物があります。
また、漁村の風景を楽しむのもなかなかな場所です。是非、足を運んでみて下さい。

4月の月イチウォーキングは、
4月6日(土)【中世の史跡とニリンソウ】です。
集合出発時間:9:30(10分前には集合場所にお集まりください)
集合場所:松尾酒店隣り空地(南房総市平久里222-1付近)
持ち物等:動きやすい服装・靴・帽子。お弁当・飲料水・敷物等
参加料:600円
ご参加お待ちしております!!

25年度ツアー日程決定!!

春ですね。東京の方ではソメイヨシノが咲き始めましたね。
暖かい南房総では、ソメイヨシノの開花はもう少しです。
桜も寒いと、ちょっと暖かくなっただけで、急いで咲こうとするらしく、
南房総は、暖かい日が多いいので、桜ものんびりしてて、もう少し時間
がかかるみたいです。城山の開花は、あと3日位ですかねぇ~

さて、25年度のウォーキングツアー予定が決まりました!!
月イチウォーキング12コース・イベントコース4コース・城跡シリーズ6コース
の全22コースです。
月イチウォーキングは、「ある事は知ってるんだけど・・・」とか「そんなのがあったの?」
とか地域発見のコース。
イベントツアーは、昔から行われている伝統神事や祭事を見学したりその周辺を散策するコース。
城跡シリーズは、里見氏ゆかりの城やその周辺を絡めたコース。
バラエティに富んだコースを準備しました。
25年度ガイドツアー(外側)
25年度ガイドツアー(内側)
パンフレットは、3月24日「安房神社・布良「神話の里」を歩こう!!」から
お配り致します。随時、観光施設等に置かせてもらう予定ですので、是非ご覧ください。
楽しく館山・南房総を歩きましょう!!お待ちしております。

ガイドツアー(中野区のみなさま&東海汽船さま)

3月12日は、ガイドの依頼が2件入っていました。
1つは、館山市が行っている中野区との交流事業のツアー。
もう1つは、東海汽船でくる安房の名工を訪ねるツアー。

今回お客様と一緒にまわった中野区さまのツアーのご紹介です。
午前中は、定置網漁を見学していただいたみたいで、私達は、午後から
一緒に、少ない時間でしたが、里山散策をしてきました。里山と言っても
ちょっと山の方には行けず・・・館山の豊房地区周辺のお寺さんを廻って
きました。

待ち合わせ場所は、漁師料理たてやま。
みなさん海鮮バーベキューをされてお腹がいっぱい。
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少しお腹を空かせる為に、徒歩7分位の所にある大巌院へ。
江戸時代初期に里見義康が雄誉霊巌上人を開山として創建され、江戸幕府から
朱印状を与えられた浄土宗のお寺さんです。数多くの文化財があり、今回は、
四面石塔を皆さんに見ていただきました。
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四面石塔は、「南無阿弥陀仏」を漢字・インド梵字・中国篆字・旧ハングルの四か国語
で刻んである物です。

次に向かうは、観音寺。
境内を入ってすぐ左手にある石造の地蔵菩薩は、館山地元の名工俵光石の作で、
台座には地獄極楽図が刻まれています。
俵光石は、高村光雲の弟子だった人なんです。
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彫り物が、少し見づらいので絵にして解説してます。お彼岸も近いので、いい話の
ネタになりました。

と約1時間のガイドが終わり、みなさん菜花摘みへ。
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地元の農家さんの説明で、早速菜花摘み開始。都会では、かなりいい値段らしく・・・
皆さん、もくもくと摘んでいました。なぜか?どのツアーのお客さまも黙々と摘むん
ですよね。と言いつつ、私も便乗し黙々と摘んでしまいました。

本当は、ガイドの仕事はここまでで終わりだったのですが・・・次に焼き芋を
食べるなんて聞いたので、またもや便乗して付いて行ってしまいました。
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もみ殻で焼く焼き芋はとても美味しく、田畑で食べるからもっとおいしく感じるのです。
皆さん、おいもの種類を聞いていました。やはり、美味しい物・おいしい空気の場所に
来ると笑顔になります。

短い時間でしたが、楽しく廻らせていただきました。「笑顔で帰る、笑顔でお送りする」
そんな時間を楽しめた半日でした。この場を借りて、中野区のみなさん、ありがとうございます。
またお越し下さい!!

もう一つのツアーもちょっとご紹介。
体が1つしかないので、お出迎えとお見送りしかできかった東海汽船さんのツアー。
このツアーは、名工を巡り、くじら料理を食べるツアーだったのです。
見学場所は、南房総市の石堂寺。ここのお寺さんには、波の伊八の作品を見る事が
できます。その後は、捕鯨基地のある南房総市和田でくじら料理を楽しみ、南房総市
千倉の潮風王国でおみやげ&花摘みタイム。その後、今回は予定はしていなかったの
ですが、南房総市白浜の野島崎灯台の下にある神社に、武田石翁の石造を見学し、
館山市の小網寺で、後藤義光の作品を見学し港へ。
安房の3代名工の作品を見る事ができるツアーです。
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写真がなくて本当に申し訳ありません。是非ツアーに参加していただき、目で見て
下さい。次回は、3月26日にあります。お申込みは東海汽船さんまでお申込み下さい。

日枝神社の御神的神事(南房総市増間)

今回も、今も残る神事をご紹介します。
館山・南房総では、春に昔ながらの神事が行われる事が多いのです。
今回は、南房総市にある増間地区で毎年3月1日に行われる、日枝神社の御神的神事(おまとしんじ)
に行ってきました。
この神社は、昭和32年、増間地区の十五社が合祀され、大山咋命(おおやまぐいのみこと)を祭神
とする日枝神社を区の鎮守としました。
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例年3月1日に境内で、元生天皇の頃(718~723)を起源とする「御神的神事」が行われています。
この神事は、稲作などの豊凶を占う歩射(ぶしゃ)の神事で、2月26日の的貼りから始まるのです。
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当日選ばれた二人の射手は、鍵元とよばれる家に赴き、新湯を浴び更に、垢離(ごり)の淵で水浴潔斎
して衣服を整え、鍵元に伴われ弓矢をたづさえて神社に上がります。神前で祭典を終え、御神的が始ま
ります。
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二人の射手は、二十三間半(約43メートル)離れた鳥居の側から、早生・中生・晩生に分けて2本ずつ
交互に3回、12本、都合36本射ります。矢の当たり具合で、年間の気候・適種・豊凶を占います。
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今年は、早生と中生が9割がいいそうです。
「当たらるも当たらぬも己の意思ではなく神さまが決めること」との事ですが、射手の方達は、すごい
プレッシャーだと思います。はずれれば、ため息。当たれば、拍手。大変です。
この御神的神事は、千葉県指定民俗資料になっています。

来年は、イベントウォーキングとして増間日枝神社のコースを作りました。是非、皆様ご参加下さい。
因みに・・・御神木は杉です。
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辺り一面、杉がありますので、花粉症の方は、十分備えてきて下さい。