不安定な天気が続きますね。4月に入り、雨が降る日が多くなんだか、
梅雨のような感じです。
今年度、初の試みの「お散歩ツアー」を4月16日に開催しました。このお散歩ツアー
は、月イチツアーと違って距離を短くしました。「ちょっと月イチの距離だと体力的
につらいわ~」とか「健康の為に歩かなくちゃいけないんだけど、一人であるいてもつま
らないわ~」とかいう方向けのウォーキングツアーです。小さなエリアを、地域の歴史など
知りながら楽しく歩くツアーです。
第一回目は、館山市西岬地区の浜田地区を中心に見物・早物を歩きました。
集合場所は、浜田集会所です。(船越鉈切神社がある場所です)
ここで体操して出発します。
まずは、金山神社へ向かいました。
早物の鎮守で、鉱山や金属技工の神様とされる金山彦が祀られています。
ここでは、区長さんが中を開けて見せくださいました。
区長さんは、お話しが上手でした。
次に隣りにある観音堂へ。
文政8年(1825)の六十六部廻国供養塔があります。
こちらでも、区長さんのご配慮により、お前立の彫り物をみさせていただきました。
次は、孝子新四郎の碑へ。
太田新四郎は江戸時代の塩見の人です。両親に対する孝行から、寛政7年(1795)に
領主から褒美を与えられ、昭和59年元東小学校(現東公民館)の正面にその記念碑
が建てられました。
次は、スタート地点でもありました船越鉈切神社へ。
祭神は、海神である豊玉姫命です。本殿は、鉈切洞穴の中にあります。洞穴は、およそ
2万年前の沖積世初期に出来た海蝕洞穴で、縄文時代には、住居として使われていたら
しく、土器や鹿角製の釣針や魚の骨・貝などが発掘されています。古墳時代には、墓と
して利用され、その後信仰の場として変わったそうです。
本殿に向かう途中に、鉈砥ぎ石という伝説の石が・・・
昔むかしその昔、浜田洞穴に大蛇が棲み村人を苦しめていました。それを知った神様が
大蛇を退治するのに、鉈を砥ぎ試し切りしたため、真二つに割れたという伝説の石です。
次は、海南刀切神社へ。
浜田の船越鉈切神社とは、昔1つの神社として信仰されていました。
拝殿の彫刻は、後藤忠明の作です。なかなかの迫力がある龍です。
こちらの神社にも伝説があります。
本殿の後ろにある鉈切山は峰から下まで両断されたように裂け目があります。至孝の人は
通れるが、不孝の者が入ると両山が合わさってひとるの山になり、出てくる事ができなく
なると言われています。
今回は無事みなさん、海岸の方へ出られました。
海岸線を少し歩いて、集合場所へ。 お散歩ツアーは、2時間ちょっとのツアーです。
気軽にご参加できます。