月イチツアー「山間の神社とダムに映え桜を訪ねる」報告

新年度になりました。私達の倶楽部でも、平成27年度のパンフレットも出来
新年度のツアーが始まりました。パンフレットは、館山市役所のロビー・館山市内の公民館
や渚の駅・博物館・安房の道の駅に置いてあります。

せっかく桜が満開なのに、なんだかはっきりしない天気が続いて桜が・・・
そんな中、月イチツアー「山間の神社とダムに映える桜を訪ねる」を開催しました。
やっぱり・・・天気が微妙で・・・
集合場所は、館山市の豊房地区にある公民館。
豊房地区って?どんなところ?と思われる方に少し説明します。
豊房地区は、館山市の南東部にあります。山の多い所で、汐入川と巴川・長尾川が
流れる山あいの場所です。昔から稲作を中心に農業がさかんな地域です。
豊房という地名は、この地が安房で最もたくさんの作物が実る豊かな土地であるこ
とを意味するものとして、明治22年に豊房村ができた時に名づけられたそうです。
そんな農村地区を散策します。

体操して出発です。
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作名ダムを目指して、歩いていきますと、途中に馬頭観音や道標などがあったり、花が
咲いていたりと里山の風景が楽しめます。
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楽しみなが歩いていくと作名ダムに到着しました。
作名ダムは、着工は昭和46年、完成は昭和52年で、総工事費約30億円。
ダム建設は時間とお金がかかるのです
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ちょっと早かったのか・・・

ダムのところで、ちょっと桜の説明を・・・
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桜の種類は何種類?とか・・・

今回のお題になっています「山間の神社」へ。
山道を通り辿り着いたのが、諏訪神社です。
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鳥居の近くにある社号碑は伯爵万里小路道房の書で、明治44年の建立です。
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万里小路道房って?の方は
「天空の道と浜通り・ご利益巡り」報告をご覧ください。

諏訪神社は、昔、作名・大戸を含む南条郷の鎮守であったと伝えられています。
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祭神は建御名方命(たけみなかたのみこと)。
大国主神(おおくにぬしのかみ)の子で、国譲りの際、武甕槌神(たけみかづちのかみ)と力
くらべをして敗れ、信濃(しなの)の諏訪湖ににげ、その国をでないとちかってゆるされた
諏訪大社の祭神です。 ご神徳は、五穀豊穣、国土安穏、盛業繁栄、交通安全、開運長寿、
武運長久 軍神、狩猟神(山の神)、農耕神、風神、水神、海神。

帰りは、参道を通って下へ降りていき、豊前寺へ。
ここのお寺は、諏訪神社の別当寺でした。本尊は不動明王で真言宗のお寺です。
ここで、昼食だったので、写真を撮るのを忘れていました。すみません。

お腹がいっぱいになったので、出発し、作名の共同墓地を見学し、宝幢院へ。
真言宗のお寺で、本尊は不動明王です。
入口にあるお地蔵さんは、宝永5年(1708)のものです。
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青面金剛像は、天保4年(1821)に建てられた庚申塔です。
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青面金剛は、日本仏教の信仰対象の1つです。青面金剛明王とも呼ばれ、夜叉神です。
日本の民間信仰の庚申信仰の中で独自に発展した尊像で、庚申講の本尊として知られ、三尸
を押さえる神とされています。。
道教では、人間の体内には三尸という3種類の悪い虫が棲み、人の睡眠中にその人の悪事を
すべて天帝に報告に行くといいます。 そのため、三尸が活動するとされる庚申の日(60日
に一度)の夜は、眠ってはならないとされ、庚申の日の夜は人々が集まって、徹夜で過ごす
という「庚申待」の風習がありました。庚申待は平安貴族の間に始まり、近世に入っては、
近隣の庚申講の人々が集まって夜通し酒宴を行うという風習が民間にも広まったとされてい
ます。
写真をよく見ると、足元に邪鬼を踏みつけ、手には法具などを持っています。

本堂の中の天井や欄間には、龍や飛天などの絵が描かれています。
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この絵は、館山の狩野派絵師川名楽山と弟子木村雲山が、明治24年に描いた作品です。
だいぶ傷んできていました。

次に、以前も訪れた福楽寺と山荻神社を見学して、のどかな道を通り駐車場まで戻りました。
あっ!山荻神社の裏側は宮原遺跡があります。縄文土器片が出土するところですが、ニリンソウ
が咲いていました。
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次回は、今年度初の試みの「お散歩ツアー」です。このツアーは、長距離は歩けなくなったけど
でも歩かなくちゃいけなと思っている方のツアーです。距離はいつものツアーより短いですが、
ガイドと一緒に、和気あいあいと楽しくお散歩しよう!!というツアーです。
是非、ご参加下さい。

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