お散歩ツアー「水軍末裔の湊まち」報告

めっきり寒くなってきたと思ったら、もう11月です。
朝、布団から出るのが嫌な季節になってきました。

今回のウォーキングは、お散歩ツアー「水軍末裔の湊まち」の報告です。
スタートは、安房一之宮洲崎神社からです。
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お参りは戻って来てからという事で、階段の下から無事をお願いして出発します。

フラワーラインを通り持明院へ向かいます。なんだか人の家に行ってしまうような道を
通っていくと見えてきます。
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持明院は、真言宗智山派で、安房郡札三十三観音(辰歳観音)の二十六番目になる寺院です。
本尊は、聖観世音菩薩です。

次は、すぐそばにある福蔵寺へ。
こちらの寺院も真言宗智山派です。残念なことに写真を撮るのを忘れてしまいました。

この西川名地区には、二つの寺院があります。

さて、次に向かうのは、吾妻神社です。
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吾妻神社までの途中は、かつて花造りが盛んだったと思われる畑の道を歩いていきます。
花の栽培する人もすくなり、だんだんと畑も荒れてしまっています。

畑を抜け、いったん民家のある場所を通り、坂を上がっていきます。
途中に祠があります。
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これな、吾妻神社の本殿まで参拝に行けない人々がこちらで参拝できるようにという事で
設けられています。

またまた、畑の道を通り、本殿へ。
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祭神は、弟橘媛(おとたちばなひめ)。弟橘媛は、日本武尊の妃。日本武尊が東国征伐の折、
相模湾から上総に渡ろうとしたとき、海上で嵐に襲われ、弟橘媛が海に身を投じつことで嵐
を鎮めたという伝説があります。
本殿前で少し休憩をとり、階段をおりて行きます。
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結構、急な階段ですが、途中の景色は最高なんです。
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雲ってはいたのですが、大島・利島・新島が見えていました。

次に向かったのは、厳島神社。
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祭神は市杵島姫(いちきしまひめ)。毎年1月の第二日曜日に湯立神事が行われます。
海上安全・大量祈願の神事で、「ツオマツリ」とも呼ばれています。
湯立神事は、神前での祭典の後、境内にある直径約60cmの大釜に煮立ったお湯を、白装束
の神官役が笹で周囲の人たちにふりかけます。この湯を浴びると厄払いになるといいます。
終了後は、各自持ってきたタオルなどを釜の湯に浸し、持ち帰って家族の体を拭いて無病息災
を祈るそうです。

海岸線を通り、洲崎神社の御神石へと向かいます。
途中、クコの実が沢山なっていました。
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洲崎神社の御神石です。
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この御神石は、竜宮から洲崎大明神に奉納された2つの石の一つだと言われ、もう1つは対岸
の三浦半島にある安房口神社に祀られています。安房口神社の石は口を開いていることから
「阿形」、洲崎神社の石は裂けめの形から「吽形」にたとえられ、この2つの石で東京湾の
入口を守っているのだと言われています。
もとは、もう少し海の方にあったのですが、整備され現在の所に祀られています。

あとは、スタート地点へと戻ります。
一応、洲崎神社へ戻って終わりなのですが、洲崎神社が初めてのお客様がいらっしゃいました
ので、厄払い坂を上り本殿へ向かい、養老寺の方にでて駐車場へと戻りました。