月イチツアー5月「隠れ郷・磑森探訪」下見

だんだんと春らしい気候になってきました。ソメイヨシノの花のつぼみもピンクがかって
きたので、そろそろ開花するのかな?
来月からは、26年度のウォーキングツアーも始まります。

今回は、5月に行います月イチツアー「隠れ郷・磑森(するすもり)探訪」の下見に行って
きました。このコースは、約7㎞なんですが、普段のコースより少しつらいかもしれません。
集合場所は、南房総市和田町にある「くすの木」。ここは、昔小学校だったところで、廃校に
なり、今は自然の宿として体験できる場所となっています。廃校になっても人が集まる場所と
して利用しているのです。
行った日は、地元のお母さん達で、道の駅に出すお弁当を作っていました。ウォーキング当日
は、地元のお母さんが作ったお弁当付きになります。

自然の宿「くすの木」の横にあるのが、山神宮です。
IMGP2458
この神社の御神木は、樹齢約750年のクスノキです。幹周り12m、樹高32mで安房地方
最大の巨木と言われ、千葉家の天然記念物に指定されています。
IMGP2456
750年前から、地域の人々を見守ってきたクスノキは、この自然の宿「くすの木」の名前に
なったんです。

くすの木を後にし、ダラダラな登り坂を登っていくと、六地蔵が見えてきます。
IMGP2463

ここから磑森地区へと入って行き、荒神社へ。
IMGP2470
火産霊命・天太玉命・天日鷲命の三神を祀っています。
向拝の龍は、後藤利兵衛橘義光と銘があり、左右の向拝柱の獅子と牙をもった獏・左右の肘木
には、浪間に亀が透かし彫りされています。虹梁・脇障子などがあります。
拝殿左右の龍は、二代目紋次郎義光の作品といわれ、初代義光と二代目義光の共同作業だたの
では?と推測されています。
IMGP2483IMGP2473

次は神渡神社へ。
この手水石は、船の形をしています。
IMGP2499

五十蔵地域の倉女の墓へ。
「七軒家」とも言われ、僅か7軒の集落にお墓があります。
IMGP2500
倉女とはなに者?
里見義豊の側室。天文の内乱で里見義堯の軍勢に包囲された滝田城で、義豊の重臣の小倉定光
と嫡子・定景、次男・定綱に「その方の娘、倉女は我が子を宿している。若し生まれた子が男
ならば、里見姓を隠し、定綱の実子として養育してくれ」と言われた。炎上する城を脱出した
定綱は、妹の倉女を伴ない、夜通し歩き続け長狭と丸の境に着いた。黒滝川が流れるその山里
に住み、倉女は無事に男子を出産したそうです。ですが、倉女は産後の肥立ちが悪く間もなく
亡くなり、その後、里見義堯が内乱で各地に隠れていた武士を招し出したため、定綱も黒滝を
出て義堯の子の義弘に仕えました。成長した倉女はの息子、貞道も里見義頼・義康・忠義の里
見氏3代に仕えたそうです。
IMGP2503

あとは、のどかな道を通りくすの木へと戻ります。
「隠れ郷・磑森探訪」となってるのに「隠れ郷」って倉女でけ?と思った人が居るかと思いますが、
まだまだ話が残っているんですよ。それは、当日のお楽しみという事で・・・

月イチツアー3月「桜の名所山本の堰周辺の散策」下見

3月30日に開催いたします、「桜の名所山本の堰周辺散策」の下見に3月10日に行ってきました。
3月だというのに、吹く風が冷たく・・・風の当らない陽だまりは暖かいのですが・・
でも着実に暖かくなってきてますね。

このコースは、館山コミュニティセンターを出発し山本堰まで向かいます。
まずは、天神山。天神山は、天神様がある岩山を言います。道に面して、地蔵尊や青面金剛の庚申塔が
祀られています。
IMGP2409

山の上には、自警団が使った半鐘があります。これは大網大巌院の常念仏堂にあった鐘で元禄13年
(1700)のものです。詳しい話は、ウォーキングの時に・・・
IMGP2410

単線の線路(たまに電車がきます)を横を通り、八坂山神社と源慶院へ。
IMGP2413
八坂山神社は、山神社が明治44年に火災にあってから八坂神社と合祀されたので、名前も合祀され
て、八坂山神社になったそうです。写真は逆光で分かりづらいです・・・・

源慶院です。
IMGP2416
曹洞宗のお寺で、里見義弘の娘の佐与姫によって創建されたといいます。

次に源頼朝伝説が残る鞍懸様へ。
IMGP2419

瀧音院やいぼ地蔵を見て山本堰へ。山本堰は、河津桜が満開になっていました。
IMGP2427IMGP2428
月イチツアー当日は、ソメイヨシノが咲き始める事を願っています。
この山本堰の桜は、戦前は花見堰として賑わったそうですが、戦争で空から目立つため、伐採
されたそうです。終戦後花見堰を復活させようと、地元の人達で植え始めたそうです。(地元の
方から話を聞きました)
ツアー当日は、ここでお花見しながら昼食をとる予定です。

御嶽神社で、千倉の彫刻師後藤義光の師匠で江戸後藤派の三次郎恒俊の彫刻を見ます。
IMGP2441
木目を活かした作品です。

金乗院の向拝にも後藤三次郎恒俊の作の龍の彫刻があります。
IMGP2452

あとは、コミュニティセンターへ戻ります。イチゴハウスの脇を通るので、いちごの匂い
が春を感じます。(食べたくなります)

今回ご紹介した場所のツアーは、3月30日(日)9:30~15:00に行います。
集合場所は館山市コミュニティセンターになります。約8㎞ありますが、高低差がないので
そんなにきつくありません。是非、春の一日をあるきませんか?お待ちしております。

イベントツアー「増間日枝神社御的神事見学と大日山」報告

暖かったり寒かったりと温度の変化に負けてしまいそうな陽気です。
お正月からももう2ヶ月が過ぎてしまいました。4月からのウォーキング予定表が出来て
きて、郵送作業に入りました。しばらくしたら、お手元に届くと思います。

さて、3月1日にイベントツアー「増間日枝神社御的神事見学と大日山」を開催しました。
天候が心配でしたが、なんとか雨も降らずにすみました。

コースは、増間ダム下の駐車場からスタートです。スタートする前に猫が私達の所に寄って
きました。また旅だから?か・・・準備運動し始めたらどこかに去ってしまいました。
IMGP2303

準備体操を終え、林道増間線を通り大日山を目指します。その前に本日のイベントの日枝神社
へちょこっと寄っていきます。
IMGP2304IMGP2311
鳥居の所にある杉の木3本と本殿の後ろにある杉の木2本は、南房総市指定なんです。立派な杉
です。

林道を進んで行きますと、春の味覚のふきのとうが沢山出ていました。
IMGP2313
増間ダムです。大事な水の施設です。

前蔵引きの滝へ。
IMGP2321IMGP2318
増間七滝の最初の滝で落差9.2mほどです。この滝は、増間日枝神社の御神的神事の際、射手が
ここで水浴し、身を清めることから、いつの間にか水垢離の滝と呼ばれるようになりました。
以前は、日枝神社の下にあった「垢離の淵」で身を清めていましたが、増間ダム建設により無くなっ
てしまったので、前蔵引きの滝で行われるようになりました。
射手の人は、軽トラにのり水垢離をしに来ていました。残念ながら神事なので、見れませんでしたが、
大変な事です。

次は、坊滝です。
IMGP2329
増間七滝のなかで23mの落差がある最大の滝です。昔、大日山にあった寺のお坊さんが滝修行を
したことから、坊滝と名がついたと言われています。

いよいよ大日山の頂上を目指します。
1000段強の階段を登って行きます。写真を撮るのを忘れてしまいました。
大日山の標高は333.3m。東京タワーと同じ高さになりますね。

頂上に到着し大日様へ。
IMGP2341IMGP2344
山頂には、安永6年(1777)に石室に安置された大日如来石像が祀られているので、大日山と呼ばれ
ています。付近には石碑や石仏があり、今でも修行者が訪れています。

展望台からの景色です。あいにくの天気だったので、イマイチでした。
IMGP2339

ここで昼食をとり、あとは下山し神事を見学するだけです。
大日山遊歩道を通り、日枝神社へ向かいます。

神事の準備が進められていました。
増間日枝神社御的神事についてお話しします。
昭和32年増間地区15社が合祀され、大山咋命を祭神として村の鎮守にしました。
3月1日「御神的神事」が境内で行われます。2月26日の的貼りから始まり、2人の射手は、前蔵
引の滝で身を清め神事にのぞみまる。
神事は23間半(43m)離れた鳥居から早生・中生・晩生に分けて2本づつ交互に3回、12本、
合計36本射ります。矢の当り具合で、気候・適種・豊凶を占います。神事に使用する重藤の弓は、
大昔、大飢餓があり難儀していたところ、鹿島大明神の別当が氏子に重藤の弓を与え「増間に往きこ
の弓をもって鳥獣を射って食料として郷民を救え」と遣わされてものでした。その後、鹿島大明神と
重藤の弓に救命の恩義を感じて日枝神社の背山を鹿島山と名付け鹿島明神を祀り、日枝神社の例祭日
に重藤の弓を用いて飢餓を回避するための行事として伝承されています。

IMGP2349IMGP2357IMGP2353IMGP2359IMGP2362

準備は、整いました。さぁ~いよいよ始まります。
IMGP2365IMGP2370IMGP2375IMGP2379

結果はどうなったのでしょう?
申し訳ありません。花粉症との戦いに敗れ、途中で避難をしてしまいました。
林道をはじめ、杉に囲まれた場所を半日歩き、午後から日枝神社のスギの花粉が私に攻撃を
してくるのです。結果の報告が出来なくて申し訳ありません。何本か当っていたので、大丈夫
だと思います。

このような伝統的な神事は、南房総には多く残っています。来年度は流鏑馬神事など神事を
見学するツアーを開催します。是非、ご参加下さい。