いやぁ~梅雨入りしてしまいました。なんだか、心もどんよりしてしまいます。
ウォーキングツアーをするにも、天気予報とにらめっこな状態ですが、今回の
月イチツアー「鋸山と石の町探訪」は、天候に恵まれました。
集合場所は、釣り人も多く訪れる岩壁の近く栗坪浜緑地です。少し前に東京湾
にシャチなんてTV言ってましたので、目を凝らして海を見ていましたが、まっ
たく居る気配がありません。その代り、東海汽船のジェット船を見る事ができ
ました。
まぁ~そんな話はよいとして、こちらから出発します。
眼と鼻の先程のところに、鳥居が見えます。鳥居の基礎には、多数の船の名前が
刻まれています。自然石を削った参道を登ると岩屋が見えます。
こちらで、安全祈願をして鋸山をめざします。
金谷の町の中を歩くといろいろな所に石のオブジェを見ることができます。
なぜ?街中にこんな石のオブジェが?と思うかと思いますが・・・・金谷は江戸時代
後期から明治時代にかけて、鋸山から切り出される房州石の産地として栄えました。
「石と芸術の町」として町おこしの一環で、学生が作成した房州石のモニュメントが
町の各所に配置されているのです。
モニュメントだけでなく、石の町ならではの石垣や石の蔵なども見ることができます。
金谷駅の近くに観光案内書「石の舎」があります。
ここには、房州石を使った石窯があり、その石窯でピザを焼いています。
鋸山に登らず、ここで、ピザとビールで・・といきたいところですが・・・先へ進みます。
歩いていると「かぢや旅館」が見えてきます。
こちらの旅館は、石職人の使う道具の製造・修理をしていましたが、石船が金谷から江戸・
横浜方面に行き来していたので、その利用者から金谷に宿泊施設が必要とされ、安政元年
(1854)に、旅館業に転業したそうです。
鋸山の入口に、金谷神社があります。
社伝では、養老4年(720)に伊勢外宮より、豊受神を勧請して、地主神・金山彦神と
併せて祀った古社です。この地は古くから砂鉄や石材の産地な事から、野鍛冶や石材
業の信仰厚く、境内社鐵尊神社ととも金谷の鐡尊様として崇敬を受けています。文明
元年(1469)、金谷の沖から重量1.5トン、直径1.5mに及ぶ円鉄が引き上げら
れたことから、古代の大鏡と信じられ、日本武尊の御遺物として境内に祀り、日本武尊
を合祀しました。大鏡鉄は、千葉県指定文化財です。
いよいよ、鋸山へ。石段を登る前に、鋸山地殻変動観測坑を見てから、鋸山へアタック
します。
ここは、1923年の関東大地震で、房総半島および三浦半島で地震にともなった大きな地
殻変動が観測されています。このことを考慮して、東大地震研究所は、昭和22年に三浦半
島の油壺に地殻変動の連続観測施設を設置し、その後、昭和34年、鋸山地殻変動観測所が
設置されました。30年以上継続した観測の後、平成5年10月から約1km南の鋸山山麓
に移転しました。
なんとか鋸山へ登頂成功しました。展望台から観る景色は、最高!!です。
展望台付近で、昼食をとり下山し本覚寺に立ち寄り、駐車場へ。
本覚寺は、浄土宗の寺院です。元和年中(1615~24)に雄誉霊巖上人が、念仏講で当地
滞在中に建立し、開山は寛永8年(1631)です。
この季節は、いろいろな花が咲いていますので、今回少し紹介します。
石段に咲いていた花。
他で咲いていた花
まだまだありましたが、今回はこの辺で。。。