今回は、10月に行います「古代祭祀の聖地宮下莫越山」の下見に行ってきました。
ここは、南房総市の旧丸山町にあります。莫越山神社は、同じ旧丸山町に2か所あり、
1つは沓水、もう1つがここの宮下です。今回は、宮下の莫越山神社を起点にコース
を作りました。
まずは、宮下莫越山神社
祭神は手置帆負命(たおきほおいのみこと)と彦狭知命(ひこさしんりのみこと)。社伝では、
その昔天富命(あめのとみのみこと)阿波の忌部氏を率いて安房の布良に上陸して開拓をはじ
めた時、これに従っていた工人の小民命(こたみのみこと)と御道命(おみちのみこと)の
願いにより、その祖神2柱を祀ったのが始まりとされています。
この神社の北側にある渡度山が、奈良県の巨勢山に似て円錐形の秀麗な形に見えることから、
古代にはこの山をご神体山に、南麓の遙拝所として造営されたものと思われます。
周辺には現在も神社に関係する地名が多く残されています。また古代の祭祀遺跡が周辺に点在
する事から見ても、古くから信仰がある神社だという事がわかります。
そこから永野台古墳へ。
眼下には、丸山川とその流域の水田地帯が見渡せる絶好の場所にあります。
安房では、埴輪が出土している場所が少なく、永野台古墳と恩田原古墳しかないそうです。
いよいよ渡度山山頂の渡度山神社(奥の院)へ。
急な斜面。落ち葉が落ちていて少しスベリやすいので、気を付けてのぼります。
ご神体山だけあって、なかなか登らせてくれないのです。。。
写真では、分かりづらいですが・・・そんな坂をゆっくり約15分登りると、見えて
きたのが、奥の院。
やはりご神体山だけあって、すぐには登らせてくれないのです。のぼり切った後は、
なぜだかすがすがしい気分にしてくれるのは、やはり山の御蔭かと・・・・
さぁ~次は、八雲神社へ。
神社の中には、御神輿が2基納められています。
林道を下り、次の場所へ。
草むらの中に、1つ石が飛び出しています。これは、うなぎ棒と言います。
うなぎ棒と聞くと、なんだかおいしそうな気がしますが、このうなぎ棒には、言い伝え
があり、触っていけないそうです。
他にも、下見をしてきましたが、全部紹介してしまうと、ウォーキングツアーに行かなくても
よくなってしまいますので・・・・
是非、ご興味のある方は、10月14日ご参加下さい。