提げ重パーティー

メリークリスマス!!今日は、クリスマスイブですね。宗派を関係なく、クリスマスを楽しん
でいますか?子供の頃は、クリスマスプレゼントを楽しみにしていましたが、大人になった今、
ケーキだけを楽しみにしています。どなたか私にクリスマスプレゼントを・・・・あっ!なん
でも良い訳ではありませんよ。できれば・・・・お待ちしております。

さて、今日のガイドの独り事は、先日、NPO法人千葉自然学校が主催する、「南房総の風土がは
ぐくんだ彫工波の伊八、後藤義光の作品と食を楽しむ 風・土・食」に参加してきましたので、そ
のお話しを。
1部は、提げ重パーティーで、2部はシンポジウムになっていました。

1部の提げ重パーティーは、南房総地域の農漁村のお母さん達が作ったふるさと料理を各地域
から持ち寄ってみんなで食べるという昼食会でした。昔は、集まりがあるというと、各家庭か
ら料理を持ち寄って、楽しんでいました。提げ重は、重箱に持ち手が付いていた物の事を言う
そうです。
では、メニューを少し写真で紹介します。
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お米の部・・・・・太巻き祭りずし・やき米・ひじきいなり・ごんじゅう・魚の赤漬けご飯・まご茶・
         野菜ずし・おはぎ。
主菜・副菜の部・・鯖の味噌煮・鯨の竜田揚げ・煮しめ・天ぷら・からなます・大和芋のいか
         和え・花なめこ・むかごの柚子みそ和え・白和え・皮きん・南総里見海のお焼き・
         しめ鯖・鰯のゴマ漬・七里豆とひじきの白和え・ひじきの酢の物・てんもんどう・
         嶺岡とうふ(牛乳とうふ)・菜花料理
デザート・・・・・ババロア・菜花のシフォンケーキ・米粉ケーキ・むらさき芋羊羹
その他・・・・・・船橋産新のり
からなますは、何か所も作ってありました。うさぎの形をしたものや俵形に握ったものなど、南房総
の各地で親しまれてる料理なんです。確かに、親戚の家のお祭りや集まり事には、からなますがいつ
もありました。
いろいろな地域のふるさと料理や自然食材を活かした料理などがあって、少しづつ取っても食べきれ
ないい量で、お皿の上はこんな状態に・・・
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地域の家庭料理で、慣れしたしんだ味もあれば、初めて食べた味もありますが・・・いなかのおふく
ろの味を感じた料理で、美味しかったです。因みに、取りきれなかった料理を、写真の他に2回取り
に行ってしまいました。完璧に食べ過ぎです。
美味しかった料理の中でも、嶺岡とうふ(牛乳とうふ)・魚の赤漬けご飯がお気に入りでした。嶺岡
とうふは、酪農の発祥の地でもある安房で育てられた牛乳を使って作った物です。クリームチーズの
ような感じでした。

あっ!「てんもんどう」という名前の料理がありました。私は聞いたことがなくて・・・
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野菜を砂糖煮し乾かしたものだそうです。農家さんが畑作業に忙しいときに畑に持って行って、エネ
ルギー源としたり、農作業の途中のこじゃの時間に間食として食べられてたそうです。
防腐剤を使わなくて10ヶ月程もつんだそうです。
これって野菜菓子ですが、てんもんどうと呼ぶのは、千葉県だけなんだそうです。
不思議ですねぇ~。

お腹がいっぱいになった後は、シンポジュウムに突入です。満腹のうえ、午後から講演を聞くという
状況で、目がくっついてしまうのではないかと心配していましたが・・・講師の方のお話しが御上手
で、目がくっつかずにすみました。
シンポジュウムの第1部は、「房総のふるさと料理」ということで千葉県伝統郷土料理研究会主宰の
龍崎栄子先生の講演です。
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第2部は、「南房総における波の伊八と、後藤義光・武田石翁」で鴨川氏の石川丈夫さんの講演です。
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安房が生んだ、彫刻師の話や地域の特性などを聞きました。

第3部は、パネルディスカッション「地域資源の活用」です。パネラーとして倶楽部の代表が出席
しました。
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お疲れ様でした。

あと数日で、お正月休みになります。年末年始で、お忙しくなると思いますが、交通事故・火災など
に気を付けて、素敵な新年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いします。

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