地域調査(館山市洲崎編)

予定していた下見の日が、運よく梅雨の晴れ間に恵まれました。
しかし・・・蒸し暑かったです(汗)

今回は、7月の月イチツアー「頼朝伝説と洲崎を訪ねる」の下見に行ってきました。
集合は、洲崎神社。ここの神社は、源頼朝が石橋山の合戦で敗れ、安房の地に逃れてきて、源氏の再興を
祈願をした神社でもあり、北条政子の安産祈願をした神社でもあります。また、室町時代に江戸城を築い
た、太田道灌が、鎮守として洲崎神社の御分霊を奉斎したのが神田明神の摂社八雲神社の前身と伝えられ
ています。
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朝だったので、逆光になってしまってますが・・ツアー当日は、階段を上って本殿へお参りします。
ちょっと階段を見るとフゥ~って感じになりますが、本殿からの景色は、最高です。

洲崎神社から少し行くと、富士講行者碑があります。
富士山を信仰して登山を繰り返し、昭和8年に88回の登山を達成した人物が記念に建てた物です。
この方、成功した時は、94歳だったとか・・・
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次に養老寺。
養老元年(717)に役行者を開祖として創建されたと伝えられ、本尊は洲崎神社の本地仏である十一面観音
菩薩です。境内にある石窟と独鈷水(どっこすい)は役行者との関係が伝えられ、「南総里見八犬伝」の舞
台にもなっています。また、頼朝の話も残されています。

役行者の洞窟

役行者の洞窟


今日の下見では、ご厚意により観音堂の中を見せていただきました。
ここの彫刻が素晴らしく、向拝に安房の名工後藤義光の師後藤三四郎恒俊の彫刻があります。
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頼朝伝説の井戸へ。
頼朝が上陸した飲み水がなかったので、岩間に矢尻を突き立てたところ清水が湧いたとう伝説の場所です。

頼朝伝説の井戸「矢尻の井戸」

頼朝伝説の井戸「矢尻の井戸」

少し休憩をして、海岸のへ。
これまた、下見という事で、コースに入れるかどうかの確認の為、栄の浦へ。
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とそこに、大きな物体が・・・亀です。でも・・・・命が尽きておりました。
海に流れているゴミなどを口にしていまう亀もいるそうです。ビニール袋が、プカプカ浮いていると、
獲物と間違え飲み込み、窒息死となる亀もいるそうです。合掌。

びっくりした後は、もしかすると本当は源頼朝が上陸した場所ではないのか?というところも
調査してきました。
石橋山の合戦に敗れて、安房に逃れてきて、初めて上陸した地点が房総半島に2つあります。
館山と鋸南町にあるんですね。お偉い先生が、鋸南に上陸したと決めてしまったので、鋸南が
有名になりましたが、その時代の人が今生きている訳もなく・・
伊豆から逃げてきて、その時代エンジンを付いていない舟で、東京湾の中に入るというのは大変
だったはずです。まして、飲み水も底をついているのに、わざわざ湾の中に入っていく?なんて
思います。それと、伊豆からサーファーが流されたりすると、洲崎沖で見つかるという事があります。
それを考えると、館山の洲崎ではないのか?と思ってしまいます。
↑あくまでも、自分だけの考えです。館山ひいきも入っていますので、あしからず・・・
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この奥に祠があります。怪しげな場所です。(当日は、足元が悪く岩の上で危険なので行きません)

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プライベートビーチ的な場所です。ちょっと漂着物が多いですが・・・
(ここも当日のコースには入りません)

さて、ルートに戻って、水上特攻艇格納壕へ。
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水上特攻艇「震洋」の格納庫です。この周辺には、いくつかあったそうです。
この写真は、壁に文字が彫られていて、読んでるんです。なにが書かれているのかは、ツアーの時
にお話しします。

洲崎灯台へ。
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房総半島の最も西の場所にある灯台です。洲崎灯台は、三浦半島最南端の東端にある剱埼灯台と共に
東京湾への出入りする船舶の目印です。
最近では、AKB48などのプロモーションなどで使われた事で有名になっています。
また、地域活動団体が、洲崎灯台周辺を「洲崎マーガレット岬の会」のみなさんが、マーガレット岬を
復活しようと活動をしています。

洲崎御台場へ行く前に、灯台を降りたところに、美味しそうな物が・・・灯台へ上る時から気になって
いて・・・休憩してみました。自家製のところてんとあんみつを食べました。
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因みに、私はところてんです。もう少し酢を足していただきました。歩いて暑くて、疲れた体には、
いいですね。疲れが取れた気になります。あぁ!!歩いてなくてもおいしいので食べてみて下さい。
当日は、寄る方向で考えておりますが・・・ツアー料金に含まれておりませんので、ご了承ください。

さぁ~洲崎御台場跡へ。
現在は、私有地になっていて、入場料を払わないと中に入れません。
この御台場後は、江戸時代の終わり頃、黒船襲来にそなえて、東京湾入口の安房や三浦に多くつくられ、
大砲が設置されました。洲崎には、5門の大砲が備えられていました。今は、その面影すらなく、重機
が入りキャンプ場として整備しています。

台場の石。
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お台場の石垣に使われてた石が、近くの民家の石塀に利用されています。

今は、天草のシーズンらしく、いろいろな所で天草が干してあります。
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この写真は、アスファルトの上です。歩いていると、いろいろな場所で海藻の匂いがします。

さぁ、最後は、御神石です。
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浜に祀られている長さ2.5mの丸みを帯びた細長の石です。竜宮から洲崎大明神に奉納された二つの
石のひとつとされ、もうひとつは三浦半島に飛んでいったといいます。それは浦賀の西にある安房口神社
にあります。なぜか?というのは、ツアー当日のお楽しみです。

このツアーは、7月7日(日)七夕です。
集合時間9:30
集合場所:洲崎神社
参加料:600円
持ち物:お弁当・飲料水他
小雨決行ですが、中止になる場合もありますので、2日前までに、また旅倶楽部までご連絡下さい。

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