紅葉がちらほら

館山市の城山公園には、広葉樹があります。
今の状況を報告します。

茶室のお庭はこんな感じになっています。だいぶ色付はじめ
ました。

茶室の外の通路は、こんな感じです。館山の紅葉は遅いのです。

南房総市には、紅葉で有名な小松寺があります。
12月9日には、また旅倶楽部の月イチツアーを小松寺で
開催しますので、是非ご参加下さい。
その前に、11月25日9:30~「岩井袋の戦跡と大黒山を登ろう!!」
が行われます。こちらにも是非ご参加下さい。

余談ですが・・・・
城山公園の頂上に、お猿さんの石像があります。「里見の千力猿」と刻まれて
います。このお猿さんは、里見家で飼われていた怪力無双の大猿で、しばし合戦
にも出陣し、敵を蹴散らしていたそうです。館山城は落城し、お猿さんも炎にの
まれてしまったそうです。

里見氏が館山に居城を移す前に、南房総市の富浦の岡本城に居城していた時も、
お猿さんを飼っていたそうです。そちらのお話しは、民話としても残っていて
とてもせつないお話しなのです。

「むかし、富浦の岡本城を里見という偉い大将が守っていました。たいそうな戦上手で、
向こう地(三浦半島)から攻めてくる敵と戦っても、決して負けるようなことはありません。
それは里見の大将が大きな猿を一匹飼っていて、戦いに使っていたからです。猿は大将の命令
をよく聞き、千人力もの力を出しさんざん暴れ、敵をこらしめたのです。
ある年、里見の大将は、岡本城は古くて小さいので、もう使いものにならないと考え、城を館山
に移すことに決めました。そして館山に御殿のような立派な城を築くと、大将は家来を連れて、
さっさと行ってしまいました。
猿はどうしたかと言いますと、城の庭にあった大きな松の木に、つながれたまま、置き去りにさ
れてしまったのです。猿は、いつまでも大将を慕って鳴いていましたが、とうとう死んでしまい
ました。猿は大将を恨んで死んだにちがいありません。その怨念のせいか、館山に移った里見家
は、まもなく遺れてしまいました。」(南房総市役所から)

来年には、岡本城に行くツアーも開催しますので、こんなお話しがあった事を
覚えておいて下さい。

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