昨日(9月30日)に鴨川市の長狭にある吉保八幡神社の祭礼に
行ってきました。この吉保八幡神社は「はちまんさま」と呼ばれ、
地域の信仰を集めている神社です。本殿の彫刻は、初代波の伊八
の作品です。(中にあるので通常は、見れませんが・・)
流鏑馬は、毎年9月の最終日曜日に催される祭礼で、神事として
古式ゆかしく執り行われます。起源ははっきりしませんが、社伝に
よれば、鎌倉時代中期までさかのぼるといわれています。
馬上の距離は、約210m。3つの的めがけて矢を放ち、それを3回
繰り返します。他で行われているやぶさめと違うのは、的までの距離
が遠い点です。これは、吉保八幡のやぶさめが武芸としてよりも、五
穀豊穣を祈願し農作物の収穫の豊凶を占うことを第一の目的として行
われて来たためです。的に当てることよりも、放った矢の当たり外れ
によって、天からのお告げ(ご託宣)がもたらされると考えられてい
るため、的から外れることにも重要な意味があります。
騎射する人(禰宜・ねぎ)は心身を清めるために、一週間精進潔斎す
ることが定められています。(鴨川市HPより抜粋)
流鏑馬は、禰宜さんにとって大変な事です。五穀豊穣を祈願した神事
なので、的に矢が当たらないと大きな「あ~~」とため息が・・・
当たると、大歓声があがります。
今年は、台風の影響があって途中中止となってしまいましたが、伝統を
守って、長く続けて行ってもらいたいものです。
写真は、ちょっと遠慮がちにとりました。
屋台や山車・神輿の写真は撮らなかったので、来年報告します。
来年は、みなさんも見に行ってみてはいかがでしょうか?